実は、私のお誕生日って9月の中旬なんです(*´∀`*)
いつも十五夜お月さんのお月見の日が近いです。
それでなのか、なんだかお月様が気になってよく夜空を見上げます。
月って神秘的な魅力があって気になっちゃいませんか??
私、小さい頃はセーラームーンも大好きだったし!ヽ(*´∀`)ノ
↑
あれ、関係ないかな?(笑)
毎年気になるお月見なんですが、
いかにも風流な日本の慣習ですよね。
きっと昔から日本で愛されてきた行事だよなーと思います。
とっても日本の風土感に合っているし、
昔の貴族がお月見しながら
ぼそぼそと静かにお話していたり・・・
十二単を着た女性がお月見しながら歌を読んでいたり・・・
そんなイメージが湧きませんか??
私はずっと、
お月見を考え出した日本人の風流なところ、
好きだな~♡と思っていました(*゚▽゚*)
それが・・・
お月見って日本で生まれた行事ではなかったんです!!(°д°)
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日本のお月見の由来って何?って聞かれて答えれる??
そもそもお月見ってどんな意味のある行事で、
どんな由来の慣習なのか知ってますか??
日本のお月見の知られざる由来
実はお月見って
中国から伝わってきたものだったんですΣ(|||▽||| )
中国から何かと取り入れてきた歴史が日本にはありますから
そう言われてみれば不思議ではないかもしれません。
だけど、「お月見は日本独自の風流な行事」っていう
イメージをお月見に持っていた私としてはショックです・・・。
騒がしいイメージのある国、
中国のお月見が由来となっていたなんて・・・。
ただ、調べてみたら
由来となった中国のお月見が持つ意味と
日本のお月見の持つ意味とでは
現在となってはかなり違いがあるようなんです。
日本なりのお月見の意味の捉え方というのが至って
現在のお月見になっているようですよヽ(・∀・)ノ
日本のお月見の由来となる風習は
縄文時代からあったようです。
旧暦の8月15日前後の満月のお月様を十五夜、中秋の名月、と呼びます。
現在で言うと9月15日前後の満月の日ということになります。
この時期は秋雨が降ることで
空気中の塵や埃が洗い流されるため
空気が綺麗に澄む時期なんだそうです。
だから、お月様がとても美しく見える時期なんですね✩(*゚▽゚*)
日本古来からの和歌にも月がよく使われており、
夜の楽しみとして綺麗な月を愛でる習慣が日本にはあります。
それが「お月見」と言われるようになったのは平安時代あたり。
日本から中国へ派遣した「遣唐使」が
中国にあった「お月見」の風習を持ち帰ったんです。
そう、ここで日本は初めて「お月見」という行事を知ったわけです!
日頃から月を見ることが楽しみとしてはありましたが、
それまで「お月見」と呼ばれる行事は日本にはありませんでした!!(;゚Д゚)!
遣唐使から伝え聞いた中国風の宴の風情などへの憧れから
平安貴族達が真似をして
月を愛でる晩餐会を催したのが由来のようです。
それが段々と意味合いを持つようになり、
月へ豊作の祈願と収穫の感謝をするという意味を持させ
お月見という行事へと変わっていきました。
日本でのお月見
だけど、
ここからが私は日本に対して関心したところです!(*゚▽゚*)
中国からの受け売りのお月見は日本には根付いていません。
中国のお月見って
とっても賑やかでお祭りみたいな行事なんです。
家族みんなでお酒を飲みながら騒ぐ、というイメージの行事です。
中国ではお月見の意味として
家族円満を願う、という意味を
お月見に持たせているためです。
そうなると
日本で行うお月見と
中国のお月見とでは行事の雰囲気がだいぶ違いますよね。
日本では、中国から渡ってきた「お月見」という行事は
日本人の「風流」に合う行事となるよう
日本独自の意味を持たせ、
お月見の文化が育ってきたわけです!
日本のお月見の雰囲気は中国と違う上、
秋の豊作を願い、
すでに収穫されたものには感謝を捧げるという意味が
含まれるようになりました。
そして月へとお供えする習慣も
日本独自に出てきます。
日本独自のお月見のアイテムと言えば、
お月見団子
と
すすきや萩
です。
これらのアイテムは日本のお月見でしか登場しません!Σ(´∀`;)
由来となった中国のお月見にも一切出てこないんですよ!
日本のオリジナルアイテムでした!!
お月見団子
まずお月見団子は、
まんまるな十五夜の月に似せて作ってあるものです。
十三夜には13個、十五夜には15個お供えするんですって。
そのお団子を「三宝」という木の台にピラミッド型に積みます。
見たことありますよね(´∀`*)
豊作の祈願と収穫の感謝、健康・幸福の願いを
月へとお祈りするため
という意味が込めてお月見団子をお供えします。
月を信仰の対象としてみているんですね✩
また秋には里芋が収穫されます。
里芋も月に似ている、ということで
お団子ではなく里芋をお供えするところも
地域によってはあるようです。
日本は「神の国」と呼ばれることもあるくらい
日本ではたくさんの神様が
昔からいると考えられてきました。
だから、月を神様と見立てて
信仰の対象とするという考え方が
とっても日本人らしい考え方だなーと
私は思います✩o(^▽^)o
すすきや萩
よくお団子の横に一緒に
すすきが飾ってあるのを見ますよね!
あれは、お米の実った稲穂に似ているため
すすきが選ばれたようです。
すすきを飾ることで、
お米の豊作を祈願する、という意味があります✩
また、すすきには
魔除け効果があると考えられていました。
そのため軒下に飾ると次の歳は病気をしなくて済む、
と言われています。
そして萩を飾ることもあるのですが、
萩は「神様の箸」という意味があるんです。
月にお供えしたお団子を神様にたべてもらうために
萩を飾っているのかもしれませんね。
萩もすすきと同じく
邪気をさける効果があるとされていました。
その他にも、
収穫を象徴するものとしてさつまいもなどをお供えして
収穫物の感謝を表すこともあります。
萩もすすきも「邪気をさける効果」が宿っているなんて
私は全く知りませんでした(°д°)
単純に「風流だから」飾られているんだ
とばっかり思ってました(笑)
でも
萩もすすきも神様のために用意されたもの、
というところが
「八百万の神を大事にする日本人だなぁ」と私は思いました。
最後に
由来を調べてみたら
中国からやってきた「お月見」ではありましたが
中国とは違う、
日本独自の「お月見」が育ってきたんだ、ということ
伝わったでしょうか??
私は、現在の日本のお月見は
やっぱり日本の特色がつまった風流で意味のある行事だな、
と再認識しました。
日本のお月見は中国のお月見が由来ではあるけれど、
海外にはない、
「粋」を大事にしてきた日本独自の風習
だと思いませんか??
他の国にもお月見の行事はあるようですが、
各国ごとに月への思い入れや由来が違ったりして
それぞれの国の歴史を感じることもできます。
日本のお月見は日本の誇れる歴史的行事!!(((o(*゚▽゚*)o)))
ぜひ海外の方にも
日本のお月見を知ってもらいたい気持ちで一杯です✩