こんな方におすすめの記事です♪
●子宮内膜症で悩んでいる人の状況が知りたい
●子宮内膜症の痛みで辛い
●子宮内膜症で仕事を辞めようか迷っている
●子宮内膜症でピルを服用するか迷っている
●ピルを飲み始めたらいつまで飲んだらいいんだろう？
どうも！ゆーぽんです！ヽ(*´∀｀)ノ
私は20代後半に子宮内膜症と診断され、それ以降ずっと痛みに悩まされてきました。
最近よく聞く婦人系のこういった病気。
現在病とも言えるのかもしれませんが、
それは決して軽く見れるものではなく人生に大きく関わってくる病気です。
実際、私は子宮内膜症の痛みに耐えられず仕事を辞めるところまで至りました。
そして、女性として抱えるのは子宮内膜症の自分が妊娠って出来るのか？といった将来への漠然とした不安。
子宮内膜症といっても、多岐にわたる症状があり、人によって大きな差があります。
いままで記事に書き起こしてこなかったのだけど、
私の人生を左右してきた子宮内膜症の悩みを乗り越えて、
いま、結婚・妊娠できた自分がいます。
それでやっと書き残しておこうという気になりました。
だから子宮内膜症で苦しんでいる人がいるのなら、私の経験をひとつの体験談として少しでも励みになればと思い記しておこうと思います。
20代後半で子宮内膜症と判明 手術を勧められる 痛み・辛さ・冷え
私は大学院を卒業後、会計事務所へ新卒採用にて就職しました。
それが違和感バリバリ感じる毎日の始まりで、円形脱毛症の出来る日々へ。
心身共に危機感を感じて辞めました。
（⇒プロフィールでもお話してます 「・・・だからブログ始めました！」 ）
その後、少しアルバイトをしながら再就職しようと思えるまでなんとか回復。
大手の一般企業へ再就職しました。
この会社はとても肌に合い、周りの人たちと和気あいあいと毎日楽しく充実した日々を送っていました。
その会社で3年ほど働き続けたある日。
なんだか、生理でもないのに下腹部がどうにも毎日痛い。
お腹が痛いというよりも、肛門の内側からぎゅー！っと引っ張られるような痛み。
トイレで便をするだけなのに痛み止めを飲みたくなるくらいの痛さでした。
私は生理不順はほぼ起きたこともなかったし、
生理痛も重い方だとは思うけど、これが普通なのだろうと何も不安に感じることはありませんでした。
でも、これは絶対に何かがおかしい・・・。
病院に行くしかない。
そう思い、会社の近所の婦人科へ行ってみました。
今まで婦人科なんて行ったことないから、ハラハラドキドキ。
すると、先生から思いがけない診断が。
「これは子宮内膜症という病気だね。
この症状だとお腹を切って手術しないと治りません。
手術をおすすめします。」
「子宮の裏側と腸が癒着してしまっているようです。かなり痛いでしょ。
これは手術でお腹を開いてみないと治るかどうかもわからないけど、
手術しないと治すこともできない。」
まさか手術を勧められるような病気だとは思いも寄らなかったのでかなりショックを受けたことを覚えています。
真っ先に頭によぎったのは、
お腹を切る手術っていうけど、私はまだ結婚もしてないし、子供も産みたい。
それなのにお腹を切るのってかなりリスク高いんじゃないの？
しかも手術しても治るかどうかわからないって・・・
ということ。
手術の前に、何か薬で治療してみるとか出来ないのですか？と先生に聞きました。
先生は、薬では治せない、手術すべきだ、の一点張り。
私は、「この先生じゃ相談にならない、だめだ、他の病院へ行こう」と決めました。
そこからさらに３件ほどの病院で診療。
残念ながら、どの先生も「手術が必要」の選択肢のみ。
でも４件目の先生から、ひとつ提案が。
「確かにあなたの年齢でまだ結婚も出産もしていないのに開腹手術をするのはリスクが高いです。
完治は難しいかもしれないけれど、ピルを飲んで症状を緩やかにしていくことは出来るかもしれません。」
その先生は、その頃40歳くらいの若い先生でした。
「もし結婚して妊娠することが出来れば、生理が止まるからその間に子宮内膜症の症状が軽くなることはあるんだよ。
５人くらい子供産めたら子宮内膜症も治るかも(笑)
必ずしも子宮内膜症のせいで妊娠出来ないというわけじゃない。
ピルを飲みながら様子見て、出産のタイミングを待つというのもアリかもしれないね。」
それを聞いて、私の中ではピルに挑戦してみることで心が決まりました。
私が処方されたのは、「ファボワール錠28」というピル。
ここからピルを飲む毎日が始まりました。
夜寝る前に1錠。
無味無臭のお薬なので苦痛は特別なく。
ピルを飲み始めると副作用の心配もあるようですが、
私の場合は副作用と呼べるような症状はありませんでした。
至って普通・・・。
毎晩の薬を飲む習慣が増えただけ、って感じでした。
ただし、飲み始めてもしばらく子宮内膜症の痛みは軽くなりませんでした。
毎日痛み止めを1日3回飲んで凌ぐしかありません。
尚且つ、月に1回の生理が来ると立ち上がることが出来ない辛さ。
それでもなんとか仕事へは行かなければならない。
幸い、デスクワークだったので痛み止めを常に飲みながら働いていました。
それでもどうしても動けないときは、有給取得で休んでいました。
「生理休暇」というものもありましたが、男性上司に生理だと伝えるのも嫌で
風邪を引いたと嘘をついて休んでいました。
それでも、ピルを飲み始めてから半年くらいが経った頃から
少し生理痛が軽くなってきたかなー？という感覚がありました。
ピルを飲み始めて１年経った頃には、
痛み止めを飲まなくてもなんとか過ごせるかも？！というくらいまで痛みが押さえられました！
子宮内膜症と診断されるまでの症状 高校・大学時代
そもそも思い返してみると、高校時代の頃くらいから少しずつ生理痛が重くなっていったように感じます。
毎月生理になると、お腹と腰の辺りが痛くてだるくて
実家で母にシップを貼ってもらっていました。
そのうち大学生になった頃、生理痛の症状はそのまま。
だけど、生理前に精神的にすごく不安定になるようになりました。
今思うと、「PMS」や「PMDD」と言われる症状だったと思います。
よく周りの男友達に当たりまくってたな；
でも自分ではなんともイライラを抑えられなくて悩むほどに毎月イライラしてました。
そのうち、段々と生理痛が重くなり寝込むことも増えていきました。
あと、生理の日ではないときも体中の血行が悪いのか、
朝から動けない日があって自主休校しちゃったり。
今振り返れば、この頃に「念のため」と病院へ行っていたら
何かが変わっていたのかもしれません。
もし私に娘が生まれて寝込むほどの生理痛が出てきたら、
病院へ行ってみようと言いたいと思っているくらいです。
ストレスで子宮内膜症の他にも不調 仕事ができない 会社を辞める
子宮内膜症と診断された頃、おかしなことに色んな体調不良が出てきました。
それは、
我慢できないほどの頭痛、
虫歯ではない歯の痛み、
再び円形脱毛症、
そして肺炎の一歩手前との診断・・・・（汗）
⇒歯の痛みについては、こちらで詳しく書いています。
（息を吸うだけで歯が痛いけど虫歯じゃない！目に見えない歯の危機？！）
あれよあれよと不調が出てきて、自分でもかなりびっくりしました。
食事などはちゃんとしているし、仕事も順調で会計事務所の頃と比べたら大したストレスもなし。
でも、円形脱毛症まで出てくるとストレスだよなぁと。
実は1つだけ大きなストレスが。
その頃、私には結婚を考えてお付き合いしている恋人がいたのですが
私の家族に気に入ってもらうことが出来ずに大反対を食らっていました。
私は家族と仲の良い方です。
だからこそというか、家族から大反対されることがとても私の身には堪えていました。
実はこれが初めての大反対ではなく、2人目。
1人目の方とは家族の反対に疲れ、お別れした経緯があります。
周りの友達からは、「反対されるような人じゃないのにね」と言われる相手でしたが
うちは厳しい方だったので結婚相手のハードルが高かったのです。
「また反対されてる。私は家族のせいで結婚出来ないのではないか」
「大好きな家族に大好きな人を否定されるのが辛い」
そんなストレスが毎日の私の心を蝕んでいました。
胃に苦い汁がギュ！っと出るような感覚が毎日ありました。
1人目との結婚を反対されたのが大学卒業頃から。
そして会計事務所でのストレス。
かれこれ、5～6年くらいこれらのストレスにさらされていたところへ
極めつけの2人目の恋人との結婚反対。
どうもこのストレスがきっかけで、ついに積もったストレスが身体に表れてきたようなのです。
その積もるストレスは子宮内膜症を知らないうちに悪化させてきていたのでしょう。
ここで初めて、
「ストレスで本当に身体がおかしくなるんだ。健康に生きていけなくなる！」
と危機感を感じました。
その頃には、毎日1日3錠の痛み止めを飲んでも足りないくらいの痛みが。
子宮内膜症も痛いし、頭も痛いし、ご飯を食べるのも歯が痛くて食べれないし…とボロボロ状態。
仕事にも集中できるわけがなく。
集中以前に、色んなところが痛くて出勤が出来ない。
でも休んでもいられない。
家族と相談した結果、
まだ結婚も妊娠もしていない今、ここで体を治さなければ将来に関わるとの判断で仕事を辞めることにしました。
そして仕事を辞めて実家へ帰った矢先、
仕事の責任を果たすための気力を使い果たしたのか、
起き上がることが出来なくなりました。
子宮内膜症の痛みと微熱が毎日ずっと続く・・・。
3か月ほどしばらくほぼ寝たきりの生活になっていまいました。
今振り返っても、とっても気に入っている職場だったので仕事は辞めたくありませんでした。
でもあそこで辞めて静養していなければ、きっと破滅してました。
子宮内膜症と発覚してから、仕事を辞めるまで半年ほどでした。
何かがおかしいと病院へ行ってから、子宮内膜症で普段通りの生活が出来なくなるまでの勢いはすごいものでした。
あっという間に今まで簡単に出来ていたことが、痛みのせいでどんどん制限されていきました。
早かれ遅かれ、そうして毎日我慢して仕事して、体に無理させて。
早かれ遅かれ、倒れて実家へ帰っていたかと。
そして子宮内膜症の症状はより悪くなっていっていたかもしれません。
今現在の私は、無事に結婚もして妊娠も出来ました。
でもあそこで仕事を辞めて静養していなければ・・・
今の未来がなかったかもしれないと切実に思います。
家族が仕事辞めた方がいい、と無理を止めてくれてよかったと感謝しています。
ピルを飲むことで子宮内膜症の痛み軽減！治った？ 白湯・エステ・カイロ・ジム
仕事を辞めて実家へ戻った頃で、ピルを飲み始めて半年ほど。
まだその頃は痛み止めが手放せないほどの子宮内膜症の痛みがありました。
だけど、ピルを飲み始めて１年ほど経った頃、
気付けば痛み止めの数が減っていることに気付きました。
もちろん毎月の生理の時には寝込むほどの痛みはありますが、
痛み止め１日１錠でなんとか凌げる程度の痛みに軽減。
生理以外の日常も、相変わらず肛門の内側から引っ張られるような痛みはありつつも
なんとか痛み止めを飲まなくても我慢出来る程度の痛みになっていました。
病院で検査すると、子宮と腸の癒着部分が小さくなったわけではないようだけど
ピルのおかげでホルモンが安定し、痛みが軽減された様子。
尚且つ、実家へ帰ってからゆっくり休んでいたし、
３ヶ月間の寝たきりから復活した頃にはビジネスホテルのフロントで立ち仕事のアルバイトも始めていました。
立ち仕事にしたのは、体力を付けた方がいいと思ったため。
だからジムに通って身体を鍛えることもしてました。
子宮内膜症で臓器が癒着するのは、
身体の血行が悪い人が多いという情報をどこかで見たんです。
まだ働いていたころ、子宮内膜症の痛みを減らすためにエステのマッサージやカイロプラクティックにも通ったんですが
どちらでも「内臓の温度が低い。冷えてるみたい。」と言われました。
内臓の温度を上げないことには血流が良くならない、と思い
冷たいものは極力取らず、常温のものか、飲み物は白湯（さゆ）に変えました。
この白湯とジムで鍛えて血行を良くするのは、
子宮内膜症の痛みにかなり有効だったように感じています。
ただし、かなり痛みが治っている状態で病院で状態を診てもらっても、
子宮内膜症が治ったというわけではありませんでした。
ピルのおかげで痛みはかなり軽減されているけれど、
子宮と腸の癒着はそのまま。
ピルを飲んでいるおかげで日常生活は普通に送れます。
だけど子宮内膜症は生理が来る度に悪くなる病気。
毎月毎月、症状が悪くなる可能性はそのままです。
手術したら癒着を剥がすことはできます。
だけど、また生理が来ることで癒着が再発することもあり得ます。
だから手術以外ではピルを飲むのが一番有効でした。
なので、私は結婚が決まる頃までピルは飲み続けました。
ピルをいつまで飲むか気になるところですが、
やはり結婚して子供が欲しいと思えるまではピルを飲み続けておくことをおすすめします。
私は自分の年齢が気になり、なるべく早く子供を授かった方がいいと思ったので
結婚が決まったらすぐにピルを辞めました。
でも、ピルを辞めた途端・・・・やはり痛みが再発したのです。
そのお話はまた今度。
まとめ 子宮内膜症で仕事できず辞めました。子宮内膜症はピルで治る？いつまで飲む？
仕事を辞め、
ピルを飲み、
子宮内膜症の痛みがなくなったことで
人生について前向きに考えられるようになりました。
これは大げさなことではありません。
女性として結婚や妊娠について前向きに考えられるということがいかに幸せなことか！
このブログを始めたのも、そんなやっと前向きになれてきた頃でした。
私の年齢はその頃には30歳になる手前。
まさに結婚適齢期。
普通に結婚もしたいし、妊娠して子供も欲しい･･･！
結婚も出産も普通に出来るものだと思ってたのに、なんで・・・？
という葛藤と戦う日々でした。
もしあなたが子宮内膜症で悩んでいるならば、私が言えるのは、
・まずは痛みを取ることを優先して考えましょう！
・手術を迷うならば、ピルを飲んでみることをおすすめします！
・そのためには仕事を辞めることも選択肢として考えるべきです！
・痛みが軽くなれば、また前向きに行動することが出来ます！
・子宮内膜症になっても、結婚も妊娠も出来ます！！
子宮内膜症という全く想像していなかった病気に、戸惑って振り回されることもあるかと思います。
しかも最近よく聞く病気だし、人に言いづらい病気だし・・・と我慢する人もいるでしょう。
でも、子宮内膜症の症状ってただの生理痛なわけじゃありません！
子宮内膜症になっても、ちゃんと妊娠できますが
子宮内膜症を放置しておいても妊娠出来るかはわかりません！
私は結局、不妊治療をして妊娠できました。
だから私はあのとき、仕事を辞めて治療に専念して本当に良かったなと思っています。
でもあのとき治療に専念していなかったら、
不妊治療しても妊娠出来なかった可能性だってあります。
だからどうか、周りの相談出来る人とよく話し合って
子宮内膜症の治療、してみてください。
私の結婚後の子宮内膜症との付き合いは、また後日アップします。